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冷やしすいか、食べました?

趣味全開のブログ。アニメ、マンガ、ゲーム好きなおっさんのブログ。

NieR:Automata(ニーア:オートマタ)感想・レビュー(微ネタバレ注意)

ゲーム 感想・レビュー

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発売から10日経ちましたあの問題作の続編。

命もないのに殺しあうアクションRPGをクリアしたので感想など書いてみようと思います。

 

 

プロデューサー:齊藤陽介さん、ディレクター:ヨコオタロウさんによる最新作「NieR:Automata(ニーア:オートマタ)」をクリアしました。

 

ニーア オートマタ - PS4

ニーア オートマタ - PS4

 

 

実は購入から3日ほどでクリアしてたんですが、Eエンディングを見た直後にテンションが上がってデータを消しちゃいまして…。

 

実質2週目のクリアになりますね。

 

かなりの問題作である前作・・・というかヨコオさんの作品は殆どが問題作なわけですが、その続編という事もあり休みも使って一気にクリアしました。

しかし現在、レビューなどでは色々と賛否両論あり、ある意味では炎上している作品でもありますね。

自分の視点ですが、今回のオートマタについて感想を書いてみます。

 

最高に灰色な世界観

ヨコオさんの作品の特徴として、とんでもなくダークな世界観がよく挙げられると思います。

DODを2003年に初めてプレイした時、あまりにも陰鬱な世界、重いストーリーに瞬く間に虜にされた人も多かったと思います。

それからというもの、ネット上ではヨコオ作品は様々な評価が書かれてきました。

 

勿論今作も例にもれず退廃した世界、不気味な敵、そして絶望と希望が交じり合った不思議な世界観は健在で、むしろさらに磨きがかかったように思います。

前作、ニーアレプリカントのその後の世界が舞台と言われればそれも納得できます。

 

人類を滅ぼすエイリアンの先兵である機械生命体と、人類の為に機械生命体と戦う人間の先兵アンドロイド。

この構図だとよくある人類VS異星人というだけですが、ヨコオ作品がそれだけで終わる事はありません。

 

争いを嫌う機械生命体が同志たちと村を作って暮らしたり、意志を持たなかった機械生命体に意思が芽生えたり、感情を持つことを禁止されたアンドロイドが妙に人間くさかったり。

とにかくシナリオとプレイヤーの持つ感情なんかが混ざり合い、魅力的な世界観を更に深く表現している・・・つまりのめり込んで考えさせられるような、そんな気持ちになってきます。

 

爽快なアクションと革新的な試み

恐らく体験版をプレイした人の殆どはアクションに魅力を感じたんじゃないかと思います。

アンドロイドならではのアクションは爽快でスピーディー、拡張チップで能力を強化して戦っていきます。

その中でも自分が一番「おおっ!」と思ったのがイージーモードでのみ使用可能なオートチップ、つまり自動戦闘ですね。

流石にMAPを走り回るのはプレイヤーの操作が必要ですが、一度戦闘に入ると敵を倒すまですべて自動で戦闘してくれます。

しかもチップの選択によっては回避のみ自動、攻撃のみ自動などを選択できるのでアクションが苦手な人にもしっかりと配慮されている点はかなり新しいですね。

 

魅力的なキャラクター

キャラクターデザインに伝説のオウガバトルブレイブリーデフォルトで有名な吉田明彦さんを起用し、とても魅力的なキャラクターを作り上げています。

どこか無機質な美しいアンドロイドやただのボールとドラム缶で作られたような機械生命体との対比、そして人間と同じ姿をしているアンドロイドよりもよほど人間に近いんじゃないかと感じる一部の機械生命体達。

主人公2Bと9Sの関係性や終盤登場するアンドロイドA2、過保護で甘え上手なポッドに前作から登場するエミールや前作で黒幕だったデボルとポポルと同型のアンドロイドの登場。

ストーリーが進むたびにすべての存在が愛おしくなる不思議な感覚はヨコオ作品独特だと思います。

特に今回の「機械に感情の様なものを持たせる」という表現は物凄くグっとくるんですよね。

 

最高に浸透する音楽

ヨコオ作品の魅力としてもう一つ忘れてはいけないのが音楽ですね。

今作はほぼ全ての音楽が自分のツボにはまったと言っても過言ではありません。

特にエンディングテーマの日本語版である「壊レタ世界ノ歌」は必聴ですよ。

 

最高の尻

尻フェチである自分にはそれだけでも価値ある事なのです。

 

 

 

 

次にプレイしていくうちに少し気になった事を少々。

 

無理やりなシューティング要素

ヨコオ作品では当たり前のように登場する要素であるシューティング。

自分は「ああ、いつも通りね」と思いますし、これとサウンドノベル要素がないと不安になったりもしますが、如何せん今回はシューティング要素が多すぎる。

特にイラっとするのが9S特有の能力「ハッキング」を使用した際のシューティング。

頻繁にハッキングをする必要があるので9S編は正直苦痛の方が勝っていましたね。

ただしそれを補うための自動戦闘可能なオートチップなわけですから、手動に拘りがなければ問題はないかもしれませんけどテンポは非常に悪いです。

アクションが爽快だからこそ、このハッキングはかなり面倒で9Sを使うのが嫌になるレベルです。

まぁ面倒くさいとかそういう事よりも、新規の方がこれをどう考えるのか?という事の方が気になります。

アクションやスキルの頭打ち感

チップでスキルを追加したりポッドのスキルを変更したりすることが可能ですが、あまり種類がないので結果同じスキルばかり使って戦闘に幅がなくなってきます。

武器によってアクションは変わりますが、種類もそこまで多くないので頭打ち感はどうしても強くなりますね。

折角のアンドロイドという設定なのだから、使用感が大きく変わればよかったんですがそこはちょっと物足りないかなぁと。

 

終盤2Bが使えない

自分にとってはこれが一番のダメージでした。

自分のフェチズムの塊であるような2Bですが、3部で早々に退場しいなくなるため使用できません。

9Sは続投ですが2Bの代わりにA2を操作することになります。

A2は操作性が多少2Bと違うので新鮮さはありましたが、やはり2Bが使いたかったというのが素直なところです。

せめてA2が2Bのコスプレをしてくれればなぁ・・・。

キャラクター的にはどちらも甲乙つけがたいほどいいキャラクターですよ!

 

 

最後に・・・

Aエンド、Bエンド、CエンドにDエンド、そして最後のEエンドとメインエンディングは全て観ましたが、今回は今までにないくらい最高のエンディングだったと思います。

キャラクターも世界観もどちらも素晴らしく、前作でトラウマを負った人でもちゃんと癒されるんじゃないかなぁと。

 

評価面では色々と言われていますが、個人的にヨコオ作品は「神ゲーとしての側面とクソゲーとしての側面」が見事に融合した作品が多いと思います。

これは普通のゲームでは中々お目にかかれない部分で、見事にすべての作品にみられる傾向と言ってもいいかと。

ある意味仕様と言っても差し支えないソレがあるからこそ、そこから繰り出される圧倒的威圧感のストーリーを効果的にぶつける事が出来るんじゃないかなぁと思うんですよね。

 

まだ内容的には補完されていないことも多々ありますし、以前のように他媒体で殺しに来る可能性もありますから何とも言えませんが、今作オートマタは一番ライト層向けであり古参ファンも納得できる素晴らしい作品になったと思います。

 

新規の方でヨコオ作品に興味が出た方は是非他の作品もプレイしてみてください。

絶対に面白いと思いますよ!精神面でのダメージも大きいですけど!