「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ2期」第二話感想。
視界に入った奴はとりあえず殺すマン、三日月バルバトス参上。
開幕敵ガルムを3機一気に撃破するバルバトス、前回の最終戦から改修されたバルバトスと生き抜いた最強のパイロット三日月にかかれば新型機であっても一瞬で爆発四散です。
今までのガンダムシリーズってこうもっとスマートに敵を倒してましたが、このオルフェンズはいちいち肉薄して泥臭いのがいいんですよね。
ビームでピシュンッという感じではなくて、鉄の塊で殴りつける、すり潰す、ぶち抜くと従来の一瞬で融解してしまうMS戦闘とは違った感じが受けているひとつの要因だと思います。
逆シャアでもνとサザビーが殴りあうシーンは物凄く魅力的でした。
Gガンダムとか最高ですよ、自分は大好きですね。
MS隊の活躍で夜明けの地平線団は撤退。
前哨戦では鉄華団が勝ちを収めました。
三日月さんはバルバトスを即効で壊してましたけど…。
勝ちに浮かれる団員もいれば、仲間を失って悲しむ団員もいるわけですが、このあたりは結構シビアですね。
アキヒロが「やめるなら今のうちだ、生きるも死ぬも自分で選んでいいんだ」と言うシーンは思わず胸が熱くなってしまいました。
ヒューマンデブリとして生死をすべて買主に決められていたアキヒロだからこその重い台詞だと思います。
アトラが1期で三日月にあげたブレスレットをクーデリアにも渡します。
この子の愛情の深さは、正直ガンダムシリーズでは中々いないタイプですね。
これ初代とかだったら間違いなく戦闘の巻き添えで消し飛んでますね。
よかった、オルフェンズでよかった(フラグ)
三日月の「ブレスレットが最近臭う」発言、三日月にもそういうこと気にする感性があったのかと少し驚きました。
まぁ匂いには敏感だと思いましたが、気にはしないタイプだと思ってましたから。
アトラやクーデリアと多く関わったことで三日月も大きく変っているんですね。
アトラもアトラで「これ三日月の匂いだよ、血みたいな匂い」とか言っちゃうあたり、この二人はちょっとおかしい。
・・・キスのことはどうなったのかな?アトラにはしてあげないのかな?
相変わらず胡散臭い大人たち。
どうやら鉄華団と共同戦線で夜明けの地平団を追い込みたい様子。
マスク枠で復活しないのかなこの人は。
え、同じキャラが二人・・・?
はい、こちらは男の娘ことタカキくん。
今は地球支部にいるようです。
もう一人のタカキくんは妹のフウカちゃんだそうです。
瓜二つすぎて怖い。
火星ではお騒がせキャラ枠のハッシュ君が「MSに乗せてください、必要なら阿頼耶識の手術もしてください」と申しでますが、年齢的にナノマシンが定着しないからダメだと断られます。
しかし諦めないハッシュは「失敗してもいい」(死んでもいいと同義)と軽々しく言い放つんですが、これにアトラが怒ります。
しかし今は盲目的に力を欲しがるハッシュにアトラの言葉は届きません。
アトラを無理やりどかそうと手を上げたところを三日月に止められます。
「これは、なに?」と本気で掴んで離さない我等が三日月さん。
そりゃ片腕しか使えない、片目が見えないといってもパワーだけならもはやアキヒロ以上の可能性だってあるわけで。
本気で折れる寸前まで握り締めています。
すごいですよ、17歳のほぼ大人の骨を握りつぶす握力、100キロ以上は軽くありそうですね。
アトラに手を上げるやつには徹底的に制裁を加えるイメージのある三日月、一応ごめんな、と謝りますが絶対内出血してますね。
ハッシュがここまで力や阿頼耶識にこだわる理由、同じスラムの兄貴分に原因がありました。
皆に楽をさせるために阿頼耶識の手術を受け、失敗し命こそ助かったものの下半身不随になってしまっていました。
彼は最終的に首をつって自殺してしまいます。
ハッシュはその光景を見て、自分が次の兄貴分にならなければいけないと思っているようです。
この気持ちをどう決着つけるのか、それとも暴走させてアインのようになってしまうのか…。
一方宇宙では夜明けの地平線団討伐に向けて月外縁軌道統合艦隊が火星に向かっていました。
このメンツ、ただでさえ怪しいのに仮面紳士のせいで余計に怪しく見えますね。
これ阿頼耶識搭載のアンドロイドなんでしょうかね、誰かはわかりませんけど。
わかりませんけど?
第二話はここで終了ですね。
それぞれの思惑が複雑に動き始めているようで、どんどんきな臭くなっていきます。
大人はやっぱり信用できない、なんてオチにならなければいいんですが…。
何よりハッシュがどうなってしまうのか、ここが一番気になる点でもありますよね。
主人公の三日月に対して、一般人側の主人公がハッシュという位置づけなんでしょうか?
三日月の異常性を際立たせるのがハッシュなのかもしれませんが、ハッシュがどちら側に転がるのかを自分は一番気にしてます。
サイ・アーガイルみたいなオチにならなければいいのだけど、なんていうかそういうキャラな気もするんですよねぇ。