うたわれるもの 二人の白皇のキャラクター毎ネタバレ(ネタバレあり)※11月8日最終追記。
クリアして2週目に入る前にメインキャラのみ簡単にネタバレを書いてみようと思います。
まだ一周なので記憶違い、至らない部分もあると思いますが、大まかな流れ程度だと思っていただけると幸いです。
さすがに一気には難しいので少しずつ追記していこうかな、と思いますね。
・オシュトル(ハク)
オシュトルとしての理想と現実に揺れ続け身体も精神も深く傷ついていたが、仲間や母(オシュトルの)との触れ合いで持ち直す。
が、実力の無さもありアクルカに頼り身体に負担をかけ続けていた。
エンナカムイへ侵攻したデコポンポを討伐する際に、あまりに冷酷とも言える戦法をとった為にマロロに正体を疑われてしまう。
その際にマロロを冷たく突き放してしまった事とハクの死をあまりに淡々と伝えてしまった事でマロロが狂う原因を作ってしまう。
直後現れたミカヅチとの戦いで太刀筋からオシュトルではないと知られるも、アクルカの力を開放しミカヅチに認めさせる。
生きていたブライとの戦闘ではアクルカの力をブライ以上に使いこなせず、仲間の助けもあってブライを撃破。
朝廷から攻め込まれたナコクからの要請を受け海を渡りナコク奪還作戦を行うも、ナコクを責め滅ぼしたのがマロロだと知り動揺する。
帝都奪還前哨戦ではライコウの策を破ろうとするも、それを読まれミカヅチをぶつけられる。
仲間を守るため戦うが、アクルカの力に飲まれネコネが止めるのも聞かずミカヅチと命尽きるまで戦おうとするも、ウィツァルネミテアの力を開放したクオンにミカヅチ共々殴り飛ばされ止められる。
そして帝都奪還作戦中にマロロと対峙、マロロの最後を看取る事になる。
シチーリアから最初のアクルカを受け取りアクルトゥルカとなったライコウと戦い辛くも勝利を収める。
帝都奪還後は生きていた帝に頼まれて研究所の全権限を解放するためのマスターキー(一作目のエルルゥの髪飾り)を譲ってもらうためトゥスクルへ。
オンカミヤムカイへ招かれ、そこで同じくマスターキーを求めてきたウォシスと対峙、マスターキーを奪われる。
ウォシスを追い帝都地下の研究所へゲートを使いたどり着くも、一足遅くウォシスがマスターキーを使って帝の悲願であるタタリとなった「オンビタイカヤン」の救済を実行。
しかしタタリを隔離していた結界を解除したところでウォシスにはタタリ殲滅に必要な最高レベルの権限が無い事が判明し隔離されていたタタリが暴走、帝都を飲み込んでしまう。
マスターキーを奪い返しタタリを殲滅するべく衛星アマテラスを起動、帝の犠牲、そして帝都の壊滅とを引き換えにタタリを殲滅、帝都壊滅後は仲間と共にクジュウリに身を寄せる。
その後は正体不明の生物(ノロイ)とウォシス配下との戦闘で身体が限界を超えてしまう。
帝都での最初のアクルカを装着したウォシス(人工ウィツァルネミテア)との戦闘で完全に力を使い切ってしまい、仲間に見守られながら消滅。
その後自分の消滅を目の当たりにしたことで暴走したクオンを救う為にハクオロからウィツァルネミテアの全てを受け継ぎ復活、クオンを血の暴走から助けだしその後姿を消す。
エピローグでクオンと夢の中で一時的に再会、鉄扇を借りていくと言い残しいずこかへ。
・クオン
ハクの死を知りトゥスクルに帰っていたが、オボロからヤマトへの侵攻を聞かされ全権を任せられる。
せめてもの情けとエンナカムイに身を寄せる仲間に物資支援を行い、最後の支援物資をトゥスクルの皇女として顔を隠し届ける。
その際にオシュトルが呟いた言葉がハクの口癖だと気づき、オシュトル=ハクだと感づいてしまう。
その帰り道でベナウィ、クロウの後押しもありエンナカムイの仲間に合流、帝都奪還に協力する。
奪還後はオシュトルと共にトゥスクルへマスターキーを探しに。
ウルトリィにオンカミヤムカイに招待され、最深部でエルルゥと再会。
ウォシスに奪われたマスターキーを追って帝都に帰還するも、帝都が壊滅した為にクジュウリに身を寄せる。
クジュウリにて度々ウィツァルネミテアの力を解放していた反動から体調を崩し、ウォシス討伐に連れて行くのは難しいと置いていかれる。
が、ウォシス配下との戦闘中、ピンチに陥った仲間の下へアブ=カムゥとトゥスクル配下を引き連れ参戦し正体を明かす。
人工大神となったウォシスの影響、ハクの消滅を機に暴走、黒いウィツァルネミテアに取り込まれる。
大神となったハクと仲間の必死の説得を聞き無事救出され、戦いを終える。
その後正式に皇となり、同じくヤマトの皇になったアンジュと共に同盟を発表。
二人でうたわれるもの「白皇」の名前を継ぎ永遠の誓いとして宣言する。
しばらくして皇としての仕事を放り出し、消えたハクを探すため再度放浪の旅へ。
ハクと一番最初に生活した村の旅籠に宿泊した際に夢の中ハクと会う。
ハクに近づいたと喜び終り。
今作でも自分勝手な所が非常に目立ち、自分を一番イラだたせたキャラクターでもあります。
・ネコネ
兄を失った悲しみから精神にも身体にも不調をきたしていたが、オシュトルや仲間との触れ合いで事なきを得る。
エントゥアによって拉致され、生きていたブライとオシュトルを戦わせるための人質にされるが自力で脱出、仲間の元にたどり着きオシュトルを奮起させる。
オシュトルを支え帝都奪還に望むが、オシュトルが頻繁にアクルカの力を解放するため不安を募らせる。
帝都奪還後はオンカミヤムカイでピンチに陥ったオシュトルを助けに他の仲間と登場。
帝都崩壊後は仲間と共にクジュウリへ身を寄せる。
ウォシス戦後に消滅するハクを見送るも、暴走したクオンが生み出した本物の陰(本物と寸分たがわないカルラやトウカ)に殺されそうになる。
寸前で大神となったハクに助けられ、その後仲間とクオンを助け出す。
最終的にエンナカムイの母の元に残り、無事に学士となり兄の帰りを待つ。
作中物凄い頻度で泣き叫んでいたキャラクター、不憫です…。
・アンジュ
序盤は前作で盛られた薬の影響と、父である帝の死もあり心身ともに深い傷を負い療養していたが、仲間の励ましとチキナロ経由でクオンが送った薬により元気を取り戻す。
その後は自分のために死んでいく兵士や敵を見たこと、エンナカムイでの人との触れ合いを経て精神的に強くなっていく。
トゥスクル皇女が物資を持って支援に来た際に「エンナカムイで一生を過ごせ」と言われた事、皇として否定された事で文字通り殴り合いの決闘に発展。
圧倒的なトゥスクル皇女の力の前に敗北を覚悟するが、オシュトルの言葉で奮起し立ち上がる。
オシュトルの言葉で動揺したトゥスクル皇女と様子を伺っていたカルラの助けもあり引き分ける。
その後は各国の助力を借りながらライコウから帝都を奪い返す。
オンカミヤムカイでピンチに陥ったオシュトルを助ける為に参戦。
ウォシスを追い帝都地下で帝と再会し、ウォシスが自分の兄だと知る。
帝都壊滅後はクジュウリに身を寄せる。
ウォシスとの戦いで消滅するハクを見送り、直後暴走したクオンを仲間と共に説得。
大神となったハクの助けもあり無事クオンを救出、帝として帝都を完全に奪還する。
ちなみにアンジュの中にオリジナルのハクの姪としての記憶があるような描写がハクとの別れの場面で見られる。
終戦後はトゥスクル皇クオンと共に同盟を締結し、白皇の名前を受け継ぐ。
その後は消えたハクを探すためにミカヅチ、ムネチカ、キウルを伴い父のあとを継ぎチリメン問屋(水戸黄門)まがいの視察に出ている。
なおその間帝としての身代わりをシノノンに任せている。
他にも任せているキャラクターがいるらしく、ある日急にパツンパツンに成長したかと思えばある日急に服がダボダボになるほど縮んでいる事があると女官達に不思議がられている。
今作もっとも成長したキャラクターだと思います。
・ルルティエ
ハクを失った悲しみで落ち込み引きこもっていた。
ハクに恋をしていた事を自覚するが、どうすることも出来ない葛藤からか手を休めず仕事ばかりを探していた。
オシュトルや仲間に諭され徐々に自分を取り戻し、仲間達を支えていこうと奮起する。
ムネチカ不在の中、心身ともに衰弱したアンジュの側付となり懸命に支え、無事アンジュを立ち直らせる事に成功する。
クジュウリでは姉のシスの過保護に反発し戦う事になるが、なんとか成長した自分を認めてもらうことに成功する。
ある日オシュトルの母を訪ねた際に偶然「オシュトル=ハク」という事を知ってしまう。
帝都奪還後は、オンカミヤムカイでピンチに陥ったオシュトルを助ける為に参戦。
帝都壊滅後は全員を引き連れてクジュウリへ避難する。
ウォシス戦後は消えて行くハクに気持ちを伝え見送る。
直後のクオン救出戦では仲間と共にクオンを説得、無事救出に成功した。
終戦後はクジュウリで生活しながら姫の仕事を果たしている。
・アトゥイ
人の死に対しての考え方が他の仲間とは違い、いずれ死ぬのだから早いか遅いかくらいのものと割り切っている。
しかし、ハクが居なくなってから胸に何かが引っかかっている。
ナコク奪還戦ではナコクの皇子であり許婚でもあるイタクに率先して協力し、マロロの計略に嵌った仲間を助け、城の奪還に貢献した。
ナコク奪還後はナコクに残りイタクに協力するため一度は仲間と別れるが、イタクの説得もありこっそりと船に乗っていた。
甲板でオシュトルと酒を酌み交わす際にハクであることに気づき、自分の気持ちにも気づく。
帝都奪還後はオシュトルを支える事ができるという理由から八柱将の一人として名を連ねることに。
オンカミヤムカイでピンチに陥ったオシュトルを助ける為に他の仲間と共に参戦。
帝都壊滅後はクジュウリへ身を寄せる。
ウォシス戦後、消えるハクに気持ちを伝え見送る。
暴走したクオンを仲間と共に救出し無事帰還している。
終戦後はノスリとハクを探す為に旅に出る。
・キウル
帝都脱出の為オシュトル達とは別行動をとっていたが、エンナカムイへ兵を率いて帰還する。
その後はエンナカムイでオシュトルの部下としても行動しながら、次期皇としても己を磨いていた。
アンジュの回復を機に帝都奪還作戦に参加し共に出兵する。
今作では皇としてのキウルが強く描写されている。
帝都奪還作戦ではライコウの策を破るため、射程ぎりぎりからの狙撃をノスリと共に担当。
無事成功させ、前哨戦の終結に貢献する。
帝都奪還後はイラワジが相談役に任命されたため、晴れてエンナカムイの皇となる。
オンカミヤムカイでのオシュトルのピンチを救う為に参戦。
帝都壊滅後は仲間と共にクジュウリに身を寄せる。
ウォシス戦後にオシュトルがハクだと知り動揺するも、二人も兄上が居る事に感謝し見送る。
暴走したクオンを仲間と共に説得、無事救出した。
終戦後は皇のはずなのに、アンジュのチリメン問屋一行の中でうっかりポジションに収まりミカヅチ、ムネチカと共に視察に出ている。
なお、シノノンと結婚する事が確定した。
・ノスリ
帝都奪還戦の際に兵の不足を補うため、オシュトルに言いように丸め込まれ家督を継ぐためにイズルハへ帰郷、父と再会を果たす。
家督を譲る条件として帝の金印をトキフサから奪ってくるように命じられる。
トキフサの城へオシュトル、クオン、オウギと共に赴くがトキフサに罠を仕掛けられる。
間一髪のところでクオンが宴会の酒に眠り薬が入っている事を見抜き、その酒をトキフサに飲ませ金印を奪う。
その後追ってきたトキフサを倒し、無事父から家督を譲られ一族の長となる。
その際父に「オシュトルの血が欲しいから子供作れ」といわれ意識する事になる。
帝都奪還の前哨戦では、ライコウノのを破るためキウルと共に射程ぎりぎりからの狙撃を成功させる。
帝都奪還後は八柱将の一人となり、同時にイズルハも収める事に。
オンカミヤムカイにてオシュトルを助けるため参戦。
帝都壊滅後はクジュウリに身を寄せる。
ウォシス討伐後はいい女としてハクを見送った。
クオン救出戦では仲間と共に無事クオンを救出する。
終戦後はアトゥイと共にハクを探すため旅に出る。
・オウギ
帝都脱出後はエンナカムイにて諜報活動の中核として任務に当たっている。
オシュトルの変化に気づいている節があるものの、敢えて何も言わずオシュトルのために行動している。
今作での情報の殆どはオウギが入手してくる事が多く、アンジュ以下帝都奪還組みにて欠かせない人材になっている。
ヤクトワルトとの訓練(死合い)ではその能力の高さを存分に見せ付ける。
姉ノスリの家督相続の提案をオシュトルが出した際には、オシュトルの意図を理解しノスリに家督相続を促す進言をした。
共にイズルハの父の元へ帰郷し、トキフサを討伐後に長となった姉を支える立場に就く(つまりいつも通り)
その後も諜報活動に精を出し、帝都奪還作戦に参加。
オンカミヤムカイではオシュトルのピンチを救う為に参戦。
ウォシス戦後、もっとも短いハクとの別れの言葉を交わす。
暴走したクオンを仲間と共に救出し無事帰還。
終戦後は帝(シノノンによる影武者)の補佐の為帝都に残る。
ノスリが一人で旅に出た事を喜んでいる。
・ウルゥル・サラァナ
前作の大封印から昏睡状態であったが、目覚めたときにハクの変化に気づき、オシュトルがハクだとバレないように陰ながら術で支援していた。
魂の色が見える為ハク=オシュトルであると瞬時に見抜く能力がある。
この能力があるのでクオンの正体にもいち早く気づいており、以前にも増してクオンに対して辛辣に対応している。
数々の場面で欠かせない重要な存在であり、オシュトルに仕えるのはハクの遺言だといっているがこの双子には一切隠す気が無いので近作一番の地雷である。
トゥスクルに対して敵意を露にするが、事あるごとに天然でハクや周りの男性人を誘惑するフミルィルに対しては柔らかく対応し仲間だといち早く認識している。
帝都壊滅後は転送されたゲートのある遺跡で帝やホノカ、犠牲になった人々のために歌を捧げている。
代々鎖の巫として遺伝子レベルで改変を行ってきたので、言い換えれば全ての代々の巫女と同種といえる。
歴代の巫女達は全てが「ホノカ」という存在になる為、いずれふたりもホノカを継ぐ運命にあった。
片方が鎖の巫としての知識を後世に伝えるため、もう片方が使えるものの遺伝子を残す役割を担う。
ウォシス配下との戦闘でハクが限界を超えてしまった事を誰よりも早く気づいてしまう。
ウォシス戦序盤で、ハクがアクルカの力を使い消えることを恐れ、元来ウォシスとハクが出会う運命にあると知りながらそれに抗い仲間達に内緒で出撃し大封印でウォシスを封じようとする。
が、力が及ばず満身創痍の所をいち早く到着したクオンにより救われる。
ウォシス戦後はハクより後を追う事を禁ずる、自分の気持ちに従って生きよと最後の命令を下される。
クオン暴走時は自らの意思でクオンを助ける為仲間達と尽力、ハクの助けもあり無事救出に成功し大神となったハクと共に姿を消す(直後まではいたんですけどね)
終戦後は大神となって世界を放浪しているであろうハクに付き従っている描写がある。
自分の気持ちに従った結果ですね。
・ヤクトワルト
エンナカムイでオシュトルに協力している。
オウギとの訓練と称した死合いではオウギが実力的にかなり高い次元にいることを身をもって示す。
エンナカムイにシノノンと身を寄せている最中に過去が語られるが、その直後義理の兄(次男)に居場所を知られシノノンを渡すよう要求される。
シノノンはヤクトワルトのもうひとりの義理の兄(長男)の娘で正当な血を引くお姫様だとわかる。
断ればエンナカムイを襲撃すると脅されるが、後をついて来ていたオシュトルやオウギと共にこれを撃破、一騎打ちで重傷を負うも無事勝利する。
その後はキウルに熱心なシノノンを温かい目で見守っている。
帝都奪還後はとくに位に就く事は無く、オンカミヤムカイでピンチに陥ったオシュトルを助ける為に駆けつける。
ウォシス戦後、消えるハクと別れの言葉交わす。
暴走したクオンを仲間と共に救出し無事帰還。
終戦後は帝の身代わりをしているシノノンをオウギと共に補佐している。
・シノノン
謎の幼女。
キウルの嫁候補。
作中何気に深いことを言い出したり、どこで覚えてきたのかおませな事を言い出す。
今回はシシノンがヤクトワルトの実の娘ではなく、ヤクトワルトの兄の娘であり、お姫様であることが分かる。
終戦後は旅に出ているアンジュの変わりに帝役を任されている。
・ムネチカ
前作でトゥスクル捕虜として捕まったが、フミルィルに手厚く保護されていた。
アクルカこそ取り上げられているが、生活は自由そのもの。
途中クオンを追ってきたフミルィルの護衛としてエンナカムイ勢と合流。
その場で捕虜から開放されアンジュの元へ帰還した。
以降八柱将としての高い能力を生かし帝都奪還作戦に参加する。
帝都壊滅後はクジュウリに身を寄せていたが、帝都の状況を確認する為に出立。
直後正体不明の敵(ノロイ)に襲われる味方を守る為駆けつけるが、ハクの消耗、敵の謎の能力により苦戦を強いられる。
ピンチに現れたクオンとフミルィルに助けられ、フミルィルよりアクルカを返却される。
八柱将本来の高い守護能力を発揮し、無事難局を乗り越える。
その後はハクとの別れを経て暴走したクオンを無事救出。
終戦後は視察の旅に出たアンジュのお供としてミカヅチ、キウルと共に各地を放浪している。
・ライコウ
帝亡き後、帝都を離れたアンジュの身代わりにシチーリアを置き帝都全権を掌握。
エンナカムイに落ち延びたオシュトル、アンジュを亡き者にしようとする。
ウォシスと共に暗躍し一度はオシュトルを追い込むも、アンジュの元に勢力が集まると勢力は拮抗、マロロを洗脳しオシュトルを翻弄するも最後は追い込まれアクルカの力で最後の戦いに挑み敗北。
実は全ての行動は民の為、国の為を想っての行動だった。
帝に守られ鳥かごの中だけで生きてきた民達はそのあり方から強くは生きていけない、国は人々の力で繁栄、衰退を繰り返していくべきだという思想の元行動していた。
帝都内で民を巻き込まないように戦うなど、その想いはただの権力に溺れたものではなかった。
最後は塩になり消滅、仮面はウォシスが回収した。
・シチーリア
アンジュ逃走後、ライコウの指示で偽のアンジュを演じ帝位を簒奪していた。
その実シチーリアはウォシスの配下でライコウを利用していただけであったが、いつしかライコウに本当の意味での忠誠を誓うようになる。
オシュトル一派が帝都奪還作戦でライコウを追い込んだ際、ウォシスからデータ取得を目的に「最初のアクルカ」を託されており、ライコウに使用を促す。
しかしそれはウォシスの言いつけとは関係なく、本気でライコウを心配してのことだった。
シチーリアの思惑をすべて看破したうえでライコウはアクルカを使用し、そして敗れる。
オシュトルの破れ聖廟の頂上から落ちていくライコウを追って共に地上に落下するも生還し、ライコウの最期をみとる。
直後行動を開始したウォシスに従い行動するが、ウォシスがクローンであると知り失意に落ちる中、ウォシスからマスターキーを奪いオシュトルに託す。
その際に仲間のヤタナワラベから斬られ命を落とす。
・ウォシス
前作、今作の黒幕にして一番の被害者。
ヤマト大老として勤める傍ら、帝を暗殺しアンジュを亡き者にしようと暗躍していた。
アンジュ・オシュトル逃亡後はライコウに協力し、様々な技術の提供を行っていた。
オシュトルに裏切られたと思い込んでいたマロロを攫い蟲を脳内に植え付け洗脳、数々の作戦へ利用していた。
ライコウが討伐された後は本格的に表舞台に立ち、オンビタイカヤンの末裔として世界を統治する事を宣言する。
実は帝の実子であり、自分こそが帝の後継者にふさわしいと考えていたが、帝が後継者としたのはアンジュだったため暴走、二人を亡き者にしようとした。
アンジュもウォシスについては聞かされておらず、実子だということすら誰も知らなかった。
しかし実際は実子ではなく帝のスペアボディとしてのクローン体だった。
日に日に育っていくウォシスをみて帝とホノカが愛情を持ち、自分の後継者などという重責にとらわれることなく自由な道を歩ませてやろうという想いでの処置だったが、帝もホノカもそれを本人に伝えなかった為捨てられたと考え歪んでしまった。
オンカミヤムカイにマスターキーを探しにきたオシュトルの前に現れ、自分こそがマスターキーを扱いにふさわしいと戦闘を仕掛け奪い去っていく。
その後は帝都地下研究所で帝の悲願であった「タタリ」を代わりに消し去ろうとするも、クローン体であるウォシスには施設の権限が全て開放されなかった為タタリを処理できず暴走させてしまう。
オシュトル(ハク)によりタタリは処理されたが、その際アマテラスの攻撃に巻き込まれてしまう。
直前で帝に地下のシェルターならば万が一助かるかもしれないと助言された部下により匿われる。
無事難を逃れた後、施設の生き残ったメモリーから自身が愛されていたことを知り部下の死もあり絶望からアクルカを用い人工ウィツァルネミテアとして覚醒。
帝都の人々を無理やり願いをかなえるという手段を用いタタリと対を成すノロイという存在に作り変える。
帝都中心で繭になって眠っていたが、オシュトル一行と戦闘になり圧倒的な力で押し返すが、全ての力を解放したハクに負け、最後は見送られ消えていった。
・エルルゥ
クオンが幼い時は共に暮らしていたが、クオンにウィツァルネミテアが語り掛け封印を解こうとしていることを察知し、その封印をさらに強固なものにするためオンカミヤムカイ地下のオンリヤークの術式に要として自らを封じる。
その後はオンカミの側付きとして暮らしながら、来る日を待っていた。
マスターキーを欲したオシュトル一行の前に現れ、クオンと再会を果たす。
終戦後はオンカミ(ハクオロ)がすべての力をハクに譲渡したことにより、人間として放り出されたハクオロを支え共に歩くシーンが描かれている。
その際、ハクオロに対して「あなた」と発言するシーンでは思わず涙があふれ出てしまったおっさんである。
・ハクオロ
前作の封印後から意識体としてエルルゥと主にオンカミヤムカイの地下封印に存在していた。
マスターキーを求めてやってきたオシュトルに助言を与えるも、直後現れたウォシスが力を示したためマスターキーをウォシスに譲り渡してしまう。
ただしこの場面の描写はウォシスがエルルゥを人質に取る様な動きを見せたため、しぶしぶ渡す結果になったのではないか…という見解もある模様。
その後ウォシスとの戦いで消滅したハクに語り掛け、すべての力を譲渡する、というよりは奪い取られる。
ウィツァルネミテアを継ぐことの意味をハクに解くが、ハクはウィツァルネミテアとは違う力を受け継いだため正式なウィツァルネミテアはハクオロ以降は存在しない可能性が高い。
その後は力を奪われたただの人間としてハクに放り出されたため、エルルゥの元へ生身の人として帰還している。
仮面も力と共にハクに譲り渡したため、最後のエルルゥと共に歩くCGではハクオロさんの素顔を見ることができます。