冷やしすいか、食べました?

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うたわれるもの 二人の白皇クリアしました(感想・ネタバレあり)

 

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日曜日に到着してから懇々とプレイを続け、先ほどクリアしました。

 

 

クリアタイムは43時間50分、難しいで引き継ぎなしでのプレイでしたが、途中から普通にてプレイしたので思いのほか時間はかかりませんでしたね。

最初から普通なら40時間は切れていたと思います。

 

ネタバレありと書いてますが、がっつり順序通りにバレしていく予定は無いので、

好きなシーンのみについて語っていきますね。

 

 

 

さて二人の白皇、プレイしてみてわかったのは偽りの仮面と同じく色々な意味合いを含んだタイトルでした。

想像通り「ハクとハクオロ」という意味もありましたし、エピローグで「白皇」の名前を継承した「クオンとアンジュ」も二人の白皇と言えるでしょう。

更に「帝の弟としてのハクと帝の息子としてのウォシス」「最初のアクルカを被って人工ウィツァルネミテアになったウォシスと純粋に血を受け継いだ次期ウィツァルネミテアのクオン」との対比もある意味では二人の白皇だったと思います。

偽りの仮面でもそうでしたが、複数の意味と該当する場面があり、またプレイヤーによっても解釈の仕方は違うと思います。 

 

 

あと今回はかなり泣けるシーンがやけに多かったですね。

 

特に、オシュトルの母親が目の前に居るオシュトルをハクだとわかっていて「息子」だと抱きしめたシーンなんかはいい歳して鼻水たらしながら泣いてしまいました。

ハクの決意や葛藤、辛さから本当の息子ではないとわかっていても息子として接してくれていた、正直泣きすぎて具合が悪くなったレベルです。

大声お出して泣きじゃくるハクをみて、本当に我慢が出来なくなりました。

 

クリアした時よりもこのシーンで涙を持っていかれた感じですね・・・。

 

エピローグのトゥスクルとヤマトがともに歩む事を宣言するシーン、そこでクオンとアンジュが「白皇」の名前を受け継ぐんですが、そのシーンでも少し涙ぐんでしまった…。

 

そして最終戦で暴走してウィツァルネミテアに飲まれたクオンを助けるため、ハクが消滅後ハクオロさんからウィツァルネミテアの全ての力を受け取って仲間とクオンを助けに戻ってくるシーンも最高でした。

背中の一枚絵から仲間に語りかけいざ振り向くとハクオロさんの仮面を、本物の仮面を付けている…最高に格好いいシーンでした。

 

しかし、何より自分がグっときたのは、やはり自分永遠の嫁であるエルルゥとハクオロさんが登場した事ですね。

エルルゥはあまり変わっていませんでしたが、封印の要としてオンカミヤムカイの地下深くで生活していました。

ハクオロさんは最初は声だけの思念のような登場でしたが、最終的に身体を得て人間として戻ってきました。

エピローグで帰ってきたハクオロさんをエルルゥが支えて歩いているシーンがあります(ハクオロさんの素顔が見られますよ)

そこでエルルゥがハクオロさんに「もう少しです、あなた」というシーン、嬉し過ぎて泣きました。

 

やっぱり何回も泣いちゃったんだよなぁ・・・(結局また泣く)

 

 

全てを終えてふと考えてみれば、今回のうたわれるものの一番の元凶は帝なのかもしれませんね。

本人も言ってましたが、帝が説明責任を果たしていればウォシスが暴走する事も無く、帝都が乱れる事もなかったでしょう。

 帝とホノカがウォシスにしっかりと気持ちを打ち明けていれば、ウォシスがただの帝のクローンではなく、本当の自分達の息子として好きな道へ進めと一言かけてあげていれば……今とは違った考えがあったのかもしれません。

 

ただのラオラオ先生として過ごせていたのかもしれません。

(あれシチーリアのことや配下の男の子達のことも考えるとウォシスってやっぱりホm)

 

ただライコウは帝一人に頼りきる世界に異常性を感じていたようなので、起こるべくして起こった内乱なのかもしれません。

 

 

 

 

ストーリーとしては「んー?」と思う部分もありましたが、概ね伏線回収は出来ていたと思います。

 

ただ、オシュトルとして生きていく、とアレだけの壮絶な決意があったのに日常パートが普通にハクでちょっとガッカリした、というのは大きかったですね。

 

あとこの場面でギャグパートを入れてくるか?というのもあって、なんだかバランスがあまりよくない印象でした。

 まぁ初代うたわれるものからどんなにシリアスな展開の後でも普通にギャグパートが数回続くといった事はあったので、忠実に流れを再現しているといえばその通りなんですが……前述のハクの決意があってネコネや仲間達の、そして暴走するほど心を痛めたクオンの気持ちがあっての日常パート(しかもギャグ)だと、もう少し事態が変わってからでもよかったように思います。

 

それからウォシスとの最終決戦で力を使い切ったハクが塩になって消えるシーン、メンバーひとりひとりにお別れをいうのですが、これがまた長いんですよね。

「やけに余裕あるじゃない?」とヤクトワルトよろしくちょっとだけ気持ちが萎えてしまいました。

 

あ、特にノスリが無駄話長くてね。

オウギはやっぱり適当な声かけで、はぁ?と思いました。

オウギのキャラクターを考えるとまぁそうだろうなぁとは思いますけどね。

 

まぁここで歌流して感動誘っておいて1時間もせずにハク復活ですからね。

今少し時間を置いて考えると、ちょっとね、ぶち壊しでしたね。

 今回は主題歌のぶち込みが半端じゃなく多いので、それも気になる要因ですね。

結構「こんなシーンで歌入れるの!?」と思う事も多かったですし。

 

 

 

個人的に気になるのは、ハクオロさんからハクが仮面を受け取り、ウィツァルネミテアの力を全て譲り受けたおかげでハクオロさんは人間になれたわけですが、この場合はクオンの中のウィツァルネミテアの血もまったく影響がなくなっているのかな?という事。

 

ハクオロ=ウィツァルネミテアが存在している状態でも度々クオンに干渉して復活しようとしてましたが、この場合はD的ポジションになるのかな。

それともクオンが完全に目覚めたら力の継承が終わってハクオロさんはお役ごめんになる予定だったのかな?

 

あー、私気になります!(おっさんが目を輝かせながら)

こういう考察も醍醐味のひとつなんですよね。

 

どっちにしろハクが大神になったのでハクオロさんはようやく帰ってこられたわけですから、ハクには感謝しないとね!

 

 

 

んー、書きたい事がまとまっていませんが、興奮しているので仕方ないとお許しください。

 

 

10年以上愛した作品がついに終わりを迎えました。

明日が仕事だったらまず間違いなく有給使って寝込んでましたね。

 

 

今後続編が出ないとは言えませんが「うたわれるもの」というひとつのシリーズがこれで終りを迎えるかと思うと悲しいですね。

でも中途半端で終わらせるより、こういう形でしっかり終らせてくれたのはファンとしては感謝の言葉以外ありません。

 

 

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